毎年恒例のラテンビート映画祭。
今年は「グラン・ノーチェ!」「火の山のマリア」「エイゼンシュタイン・イン・グァナファト」
の3本を鑑賞しました。
昨年はサルサコングレスの練習が重なって、
チケットを買ったのに泣く泣く断念した作品もありましたが、
今年はゆっくり堪能できた(^^♪


備忘録程度に

『グラン・ノーチェ!最高の大晦日』(原題Mi Gran Noche)
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督最新作!
大晦日のTV特番撮影が舞台で
最初から最後まで通しちゃうんだけど、
そのなかに描かれる出来事や
ひとりひとりのキャラクターの濃いことといったら。
声に出して笑っちゃう場面がたくさんで、
ラテン文化に興味がない人にも「面白い映画」として
勧められる数少ない作品かも??
もう一度映画館で観たい!

『火の山のマリア』(原題IXCANUL)
グアテマラの、火山のすぐそばで暮らすマヤ族の農民たちが
描かれた映画。
スペイン語すら話せずに、社会から隔離されたように
生活する人たちが実際にいるんだ、という衝撃。
上映後のティーチインで監督の話が聞けたのが面白かった。
俳優はほとんどが素人のマヤ族の人たちなんだそうだが、
だからなのかセリフも少なく、
彼らはみんな言葉少なに、起こったことをすべて
静かに受け入れているかのようにもとれた。
そのなかで感情を一番あらわにする
母親を演じたマリアさんは、
唯一といってよい、ほんとうの女優さん。
それをあとできくと、だからセリフが多かったのかなとも思うけど、
その、皆があまり語らない感じが
独特の空気を作っていて、印象に残る映画だった。

『エイゼンシュテイン・イン・グアナファト』(原題Eisenstein in Guanjuato)
グアナファトには旦那さんも縁があるし
私はエイゼンシュテインの『メキシコ万歳!』や
『戦艦ポチョムキン』を観たこともあったので
興味をもったんだけど、正直映画としては
あんまり・・・? よくある、有名なアーティストの
人生を描いた風なものにしても、
ちょっと演出が凝りすぎてるのと、
セリフが多い&難解(字幕で見ても)で
なんだか見終わったあと疲れてたw
まあ、こういうのもこのイベントだからこそ
見られる作品なわけなので、ひっくるめて
映画祭としては楽しんだということでOKです!

来年も楽しみだな☆

あ、横浜と大阪はこれからですよ~
公式サイト


アレックス・デ・ラ・イグレシアの作品
意外と観てないのが多いのよね。
『どつかれて~』はDVD持ってますが。
15年以上前に初めて見て衝撃受けたのが
昨年このイベントでも上映されていた
Dia de la Bestiaなんですが、
日本ではDVDになってないみたいです。
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